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凛 騎 応 変!

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□ 伝染する欲望~ブログのみで公開中(完結) □

第15話 …彼女の友人…

「今日もダメなの…?…最近忙しいんだね…」

近藤(こんどう) 淳史(あつし)は残念そうに言った。

これで3週連続で、週末の誘いを彼女に断られたのだ。

「ごめんね…ちょっと…しばらく週末はムリだと思うの…平日なら何とか…」
梓はそう言って、会社のタイムカードを押すと足早に帰路についた。

「ちぇっ…」
淳史も仕方なく帰り支度をしている所へ1人の女の子が声をかけてきた。

「近藤君…」
「あぁ…美香ちゃんか…」

声をかけてきたのは、やはり同じ会社で働く本木 美香(もとき みか)だった。淳史の知る限り、彼女の梓とは一番仲の良い友人だろう。

「ちょっと相談があるんだけど…時間取れないかな…」
「いや、ちょうど良かったよ、俺も美香ちゃんに聞きたい事があったんだ…」

2人は、会社帰りのスーツ姿のままで夜の繁華街へ向かった。



※※※



淳史は以前、梓と来た事のあるお店へ美香を連れてきた。
ちょっと小洒落た、お酒も出すお店だった。

「で、相談って何?…」
淳史は食事が運ばれてくる前に切り出した。

「うん…梓が…最近変なの…」
「変…?…」
「うん…なんだかやたら疲れてるし、いつ電話しても繋がらないし…」
美香は心底心配そうな表情で言った。

淳史は美香の事を気に入っていた。
変な意味ではない。
彼女の梓はスラリとした体躯に、必要十分なサイズの胸、それに折れてしまいそうな腰からきれいな曲線を描く臀部…いわゆるモデル体型のような女だ。
しかし友人の美香は太っている訳ではないが、ややプニュッとした印象の愛らしい顔とフカフカと触り心地の良さそうな身体…それに何と言っても話し易いキャラクターだった。

「実は、俺もそれを聞こうと思ってたんだ…あいつ週末はいつも用事があるって言うし、俺の電話にも出ない事が多くなってきて…美香ちゃんなら何か知ってるかなと思ってさ…」

どうやら互いの相談ごとは同じだったらしい。
これでは何の情報も得られない。

「ホントにここ最近のことだと思うんだよね…先月あたりからだと思うの…」
美香は思い出すような表情を見せて言った。
淳史も美香の言う先月あたりから梓の様子がおかしいと思っていたから、それには素直に同意した。

「私と一緒にサイパンへ行ったときには、すごく元気だったし…向こうでも近藤君のお土産、一生懸命選んでたんだよ…」

淳史はボジョボー人形とか言う、現地の人形を彼女がお土産にくれた事を思い出した。一生懸命選ぶ姿が目に浮かぶ。
その人形は2体で一対になっていて、一体はウエディングドレス姿だった。

「私も早くお嫁さんになりたいな~…」
チラリと淳史の顔を見ながら、そう言った梓の姿が思い出される。

あの元気はどこへ行ってしまったのか…。

「まぁ…美香ちゃんでも解らないなら仕方ないな…もう少し様子を見て、俺から聞いてみるよ…」
淳史は美香にそう言った。

「うん…何か解ったら教えてね…私…心配だから…」

(ホントに優しくて良い子だな…)

淳史は思った。

「さっ、折角だから食べよっか。それにちょっと酒も飲みたい気分だよ、俺」
淳史はテーブルに届いたばかりの料理を見ながら言った。

「そうだね…飲んじゃおっかっ」
美香もそれに賛同して料理を口に運んだ。



※※※



ちょっと調子に乗りすぎたようだ。

「近藤君…大丈夫…?…」
美香が心配そうにそう言った。

淳史はフラつく身体を何とか維持して歩を前に進めていると言った感じだった。

「大丈夫だって…!…」
そう言う足元が心元ない。

「私、送っていくよ…家まで…」
美香が心配そうに続けて言った。

「いいって、いいって…!…」
「でも…」
「そんな簡単に男の部屋に着いてっちゃダメだぞ~…美香ちゃん…俺だって男なんだから…しかも梓と1か月近くもヤッてないんだから…美香ちゃんのこと食べちゃうぞ~」
完全なる酔っ払いと化した淳史はそう言っておどけた。

「…バカっ…」
それを聞いて、お酒で多少赤みを帯びた顔を益々赤くする美香。
プニュプニュした頬が真っ赤に染まって可愛らしい。

「なんてね…冗談だよ~…でも、もう一軒行かない?」

淳史は1人になりたくない気分だった。
梓に元気がないのは心配だった。
だが、それ以上に週末ごとに連絡がとれなくなる彼女に不信感も募らせていた。

(あいつ…他に男がいるんじゃ…)

美香にも言えない、淳史の正直な気持ちだった。
1人になるとどうしても、その事を考えてしまって胸が苦しい。
だから、淳史は美香をもう一軒…と誘ったのだ。

「いいけど…近藤君、もう呑まないほうが良いよ…倒れちゃったら運べないからね…私…」
それはそうだろう、美香の身長は180センチの淳史の胸ほどまでしかない。
とてもじゃないが酔いつぶれた淳史を運べる訳もなかった。

「だぁいじょうぶだってぇ…よし、次行くぞ~!!」
そう言って早足に歩きだす淳史。
美香はその後を急いで着いて行ったが、めちゃくちゃに曲がってみたり引き返したりする淳史に目的地があるように見えなかった。

そのうち、繁華街の中でも少し外れの、やや怪しい店の立ち並ぶエリアに近づいた時、さすがに美香は淳史に声をかけた。

「近藤君…どっかお店に向かって歩いてるんでしょうね…行先もないのに…」
「ドンッ」

美香は言葉の途中で、淳史の背中にブツかった。
さっきまでフラつきながらもあんなに早足で歩いていた淳史が急に立ち止まったから、顔面を淳史の背中にしたたかに打ち付けたのだ。

「いったぁ~い…ちょっと何で急に…」
言いかけて美香も言葉を止めた。

目の前にある雑居ビルの入り口の前に梓が立ちつくしていたからだ。

「梓…おまえ…今ここから…」

梓が出てきたビルは7階建てだった。
ネオンを見ると、そのすべてのフロアが風俗店のようだ。

「どうして…こんな所から…」
そう言いかける淳史を置いて、梓は突然走り出そうとした。

「待てって…!…」
大声を上げて梓の手を掴む淳史。

「離して…っ…」
梓はその手を振りほどこうともがいた。

その時、ビルの奥で様子を伺っていた2人の強面(こわもて)の男が近づいてきて言った。

「お客さん…ウチの従業員が何か失礼でも?…なんなら奥で話を聞きますからどうぞ中へ…」
男は淳史に向かってそう言った。

(従業員…?…従業員だって…?…梓が、この風俗店の…従業員…?…)

一瞬梓を掴んでいた手の力が抜ける。
その隙をついて、梓はスルリと淳史の手を抜けて走り去った。

「さぁ…中へ…ゆっくりお話ししましょうや…」
そう凄んでくる男達。

「いや、もう結構です…」
淳史は力なく言って、少し離れた所に立っていた美香の手を引いてその場を後にした…。



※※※



「ちょっと…近藤君…近藤君ってば…どこ行くのよ…」
美香は淳史に手を引かれて小走りになりながら話しかけた。

「どこ…行こうか…?…」
淳史は立ち止まって美香の顔を見た。

その目は真っ赤に充血している。
酒のせいばかりではあるまい。
実際、美香も先ほどのシーンを目の当たりにしてしまっては、淳史に何と言ってよいか解らなかった。

「梓にも…何か事情があるんだよ…きっと」
美香は友人である梓を庇(かば)うようにそう言った。

「事情!?…事情って何だよ…何の事情があるってんだよ…金か!?…だったら何で俺に相談しないんだよ!…美香ちゃんも知ってたの!?」
淳史は一気に捲し立てた。

「知らないよ…今、見るまで、まさか梓があんな所で働いてたなんて…」
美香は首を横に振りながら言った。

美香は良い子だと思う。
知らなかった…と言うのは多分本当だろう。

「あ…ごめん…俺、ちょっと混乱してて…」
淳史は素直に美香に詫びた。

「うん…仕方ないよ…」
優しくそれを許す美香。

「も…帰ろっか…」
美香が続けて言った。

無言のままで立ち尽くす淳史…。

「帰りたくない…」
「え?」
「帰って1人になるのが怖い…怖いんだ…」
淳史は包み隠さず自分の弱い姿を美香に晒した。
美香になら晒しても良いと思ったのだ。

「そっか…」
美香は淳史の心中を察して言った。
目の前で子供のように取り乱す淳史を放っておく事も出来なかった。

「良かったら…うち…来る…?…」
「え…?…」
驚きの表情で美香の顔を見る淳史。

「いや…変な意味じゃなくて…その…散らかってるけど…」
美香はそう言った。

「でも…こんな時間に…迷惑じゃ…」
1人になりたくない淳史にとっては有り難い申し出だった。
だが、美香は梓の一番の友人だ。
こんな時間に彼女の部屋に押し掛ける訳にもいくまい…それが彼に遠慮の気持ちを呼んだ。

「迷惑って事ないけど…1人になりたくないって言うし…もう、今からお店に入る気にもならないでしょ…!?」

確かに美香の言うとおりだ。
1人にはなりたくないが、今からお店に入って呑み直すような気分にはとてもなれない。

「じゃあ…ちょっとだけ…」
淳史は美香の厚意に甘える事にした。



※※※



「お酒は…もういらないよね…コーヒーは眠れなくなるし…お茶で良い?」
美香は自宅に淳史を連れてくるとそう言った。

「あ…水を…水が飲みたい…」
そう答える淳史。

美香は黙って淳史の前にペットボトルから注いだ水の入ったコップを置いた。

「ありがとう…」

美香の部屋はキレイに片付いていた。
明るく話し易い雰囲気とは違う、女の子らしい白やピンクを基調にした部屋…あまり物を置きたがらない無機質な梓の部屋とは対照的だ。

「ねぇ…近藤君…梓と…ちゃんとお話ししてあげてね…」
美香は友人を心配するように言った。

「うん…でも…何を話せば良いのか…」
「とにかく何でも…何でも聞いてあげて…」

淳史は自信がなかった。
どんな事情があるにせよ、梓が淳史の知らないところで風俗に勤めていた事は疑いようがない事実だ。
様子がおかしくなった先月あたりから勤めていたとすると1か月もの間騙されていた事になる。

「俺…梓とはもうダメだと思うよ…」
淳史は正直に言った。

「どうして…?…」
「どうして…って…やっぱり裏切られたって言うか…簡単に許せないよ…」
「風俗で働いていた事が…?…それとも裏切られたこと?…」
「両方さ…でも、例え風俗で仕事をするにしても、その事を隠されていたのが許せないよ…」
淳史は複雑な気持ちをなんとか上手く美香に伝えたくて、一生懸命言葉を選んで話した。

「裏切り…ね…」
美香はそうつぶやくと、しばらくの間黙ってしまった。

「近藤君…明日は何か予定あるの…?…」
「いや…明日は土曜だし…何も…」
「そう…」

短い会話の後で再び沈黙の時間が訪れる。

「近藤君…」
「ん?…」
「私、汗かいたからシャワーしてくる…」
美香は突然そう言った。

「え?…あ…うん…じゃあ、俺そろそろ…」
そう言うと淳史は目の前のコップに入った水を一気に飲み干して立ち上がろうとした。

「帰らないで…そのまま、そこに居て…」
美香がいつになく真剣な面持ちでそう言う。
「いや、でもシャワーしたいんでしょ!?…」
「シャワーから私が出てくるまで待ってて…」
美香はそう言った。

美香の真剣な面持ちに、淳史はその提案を承諾するしかなかった。



※※※



「ガチャリ…」
浴室の戸が開いた。

その音の方へ自然と目を向ける淳史…美香が立っている…。
身体にはバスタオルを巻いただけで、梓よりも少し大きいであろう胸の谷間がくっきりと見える。

「ちょっ…」
驚いて目を逸らす淳史の方へ向かって美香が歩いてくる。

そしてそのまま、スイッチに手を伸ばすと部屋の明かりを消した。
豆電球だけのオレンジ色の明かりが2人を照らす。

「何…してんだよ…」
淳史は言った。

「いいから…着いてきて…」
美香は尚真剣な眼差しで淳史を見つめて言った。

淳史は美香に促されるまま、隣室へ移動した。
そこにはシングルベッドが一つ置いてある他に濃い茶色のアジアンテイストなチェストが一つあるだけだ。

「そこに寝て…」
「おい…何の冗談だよ…いいかげんに…」
「いいから寝て…お願い…」
真剣な眼差しが一瞬消えて、淳史に哀願するような目で見つめる美香。

淳史はスーツ姿のままで、美香のベッドに横になった。

「今から、近藤君も梓を裏切るんだよ…」
美香はそう言った。

「え?…」
訳が分からない淳史。

「今から、近藤君は梓の親友とエッチするの…そして、それを一生梓に隠して生きていくの…」
美香はそう言うとベッドに寝転がる淳史へキスをした。
冗談のようなキスではない。
濃厚な大人のキスだった。
美香の舌が強引に淳史の唇をこじ開けて口内に侵入してくる。
美香の身体からは、石鹸の良い香りがする。

「美香ちゃん…」

1か月も彼女を抱くこともなく欲望を溜めていた男にとって、それは抗う事の出来ない快感だった。

長いキスを終えると、美香は身体を淳史の下半身に向けて移動した。
そのまま淳史のスラックスのベルトを外して、ファスナーを開く。
それから、美香はトランクスから淳史のモノを引っ張り出した。

されるがままの淳史。

戸惑う淳史を他所に、美香は何の躊躇いも見せずに彼のモノを咥えた。
そんなに男性経験が豊富には見えない美香だが、そのフェラチオはネットリとして絡み付くような快感を淳史に与えた。

「み…美香ちゃん…」
思わず美香の名を呼ぶ淳史。

名を呼ばれて淳史を見上げた美香と目があった。
口には一杯に淳史のモノを頬張っている。

それから美香は目を逸らすと目を瞑(つむ)ってフェラチオに集中した。

呼吸が苦しくなると、
「…んはぁ…」
と口内から淳史のモノを出す。
それからしばらくペロペロと裏筋や亀頭部を舌で丹念に舐め続け、やがて呼吸が回復すると再び彼のモノを深くまで咥えて頭を上下させる美香…。

テクニックがどうこう…と言うよりも、その一生懸命な姿が男を欲情させる。

「美香ちゃんっ…」
淳史はそう言うと身体を起こして美香を押し倒した。
弾みで美香の身体を隠していたバスタオルが外れてハラリと落ちた。

それから、もどかしげに自分の衣服をすべて脱いでベッドの下に放り投げる淳史。
薄暗い中とはいえ、美香は少し恥ずかしそうに胸の辺りを手で隠している。

淳史はその手を力ずくで避けて、美香の豊満なムネに顔を埋めた。

「美香ちゃん、美香ちゃん…」
まるで、おっぱいをねだる赤子のように美香のムネに顔を埋め続ける淳史。
美香は両手を淳史の後頭部に廻すと、優しく慈(いつく)しむように淳史の頭を抱きしめた。

夢中で頭を美香の乳房に押し付けて、時折、先端部の突起した部分に舌を這わせる淳史。

「…はぁん…っ…」
その時だけ美香の口から可愛らしい喘ぎ声が漏れる。

その声の主が梓の友人だと思うと尚更淳史を興奮させる。

淳史の右手が美香の下腹部に伸びた…伸びたかと思うと、そのまま一気に彼女の泉へ潜る淳史の指…。

「…はっ…あっ・・ん…」
美香は上にずり上がるような仕草で喘いだ。
美香が思っていた以上の快感が全身を駆け抜ける…それに思っていた以上に自分の泉は濡れていたようだった。

「美香ちゃん…ダメだ…俺…入れても良いよね…?…」

淳史は興奮を抑えきれないように言った。
美香には十分にフェラチオをしてもらったが、淳史は美香に愛撫らしい愛撫をしていない。
だが、もう我慢も限界だったのだ。

「…いい…よ…入れても…」
だが美香は淳史の望むように…そうしてやろうと最初から決めていた。

まるで童貞のように忙しなく身体を移動させて美香の足元に座り込む淳史。

そして、そのまま…避妊具も使わないまま美香の中に侵入してきた。
互いにこんな事になるとは思っていない…避妊具などどこにも無かったのだ。

「あんっ…あっ…んっ・・!」
美香の喘ぎ声は可愛らしかった。
梓の艶めかしい喘ぎ声も淳史を興奮させるが、美香の可愛らしい「女の子」な感じの喘ぎ声も淳史を十分に興奮させる。

「こん…どう君…気持ちいい?…」
美香は喘ぎ喘ぎ尋ねた…。
「うん…すごく気持ちいいよ、美香ちゃんの中…美香ちゃんは?」
「うん…気持ちいい…」
美香はそう言ってから一際大きな声で喘ぎだした。

淳史は美香にキスをして唇を塞いだ。
いくら深夜とは言え、ここは美香のマンションだ…あまり大きな声だと筒抜けてしまう。

「むぅ…むぅ…ん…んん~!!」
口を塞がれても美香の喘ぎ声は止まらなかった。
声を抑え込まれてくぐもった声が尚一層淳史を興奮させる。

このままではすぐに出てしまう。
そう思った淳史は美香の身体を裏返しにして体位を変えた。
四つ這いの姿勢で淳史の方へお尻を突き出す格好の美香…今まで淳史のモノを咥えこんでいた穴は、少しだけパクッと口を開けたようになっている。

淳史はそこへ向けて再び自分のモノを突き入れた。

「あっ!、あっ…むっ…むっ…」

後ろから突かれて思いのほか大きな声が漏れた事に驚いた美香は、急いで自分の顔を枕に押し付けた。
喘ぎ声が枕に遮られて「むっ…むぅ…」と聞こえる。

オレンジ色の豆電球に照らされた薄暗い部屋には、くぐもった喘ぎ声とパンパンと言う腰を打ち付ける音…それに興奮を帯びた淳史の「はぁはぁ」と言う息遣い…それだけが響き続ける…。

やがて、淳史は美香の身体をもう一度裏返して正常位に戻った。
美香の顔を見つめながら、再び自分のモノを美香に捻じ込む淳史。
淳史のモノが深く入るにつれて…目を硬く閉じて身体を反らせる美香。

「あぁぁぁぁ…近藤…く…ん…」
「美香ちゃん…」

ギシギシとシングルベッドが激しく軋む、淳史はもう美香の喘ぎ声を抑える事をしなかった。自らにもそんな余裕はなかったのだ。

「美香ちゃん…もう…俺…」
「うん…うん…」
終わりの時が近い淳史に向かって優しく頷く美香…だが、一つだけお願いしたい事があると言う。

「中には出さないから…」
最初淳史は、そのお願いは「中には出さないで」と言う事だと思った。

「違うの…1回だけで良いから…美香って…そう呼んで欲しいの…」
美香は顔を背けるように淳史に言った。

(そうか…そうだったのか…)

淳史はなぜ美香が親友の為とはいえ、ここまで献身的になれるのかと思っていた。
薄々考えないでもなかった事だが…おそらく美香は自分に好意を持っているのではないだろうか…それならここまで献身できるのも解らなくもない…。

目の前で喘いでいるこの娘は自分に好意があったのか…そう思うと快感とは別に愛しさも込み上げてきた。

「…み…美香っ…美香っ…イクよ…美香っ…!」
淳史は美香の名を呼びながら、避妊具もせずに美香の中に精液を吐き出した。

「あっあっあっあぁぁ…淳史っ…イ…クゥッ…!」
美香も淳史の名を呼んで身体をビクつかせる。
自分の中に多量の精液が流れ込んでくるのを直に感じる。
目の前の男は自分の友人の彼だと言うのに、不思議な幸せを感じる。

美香は淳史と繋がったままで両手を伸ばして、下から彼を抱きしめた…



※※※



「美香ちゃん…俺…もしもの時は責任取るから…」
淳史は言った。
極度の興奮状態とは言え、彼女でもない女性の中に精を吐き出したのだ…責任問題が生じる可能性はある。

「はぁ…!?…」
美香は何言ってんの…と言う顔で淳史を見た。

「いや…だから、もしも妊娠とか…」

言いかける淳史を遮って美香は言った。
「あのね…そんな心配は結構ですっ…それよりも、梓には内緒にしてよね…私、あの子とはずっと仲良しでいたいんだから…」
「言わないさ…」
淳史はそう約束した。

「それとね…近藤君は、今日、梓の友人である私とエッチをしました」
何を言いたいのか計り兼ねて美香を見続ける淳史。

「近藤君も梓を裏切った訳です…だから、2人はお相子でしょ?」

淳史はようやく美香の言わんとしている事が理解できた。
「あんたも梓を裏切ったんだから、女々しい事は言わずに梓を許せ」と言いたいのだろう。

今日、たった1回浮気した自分と1か月間も風俗勤めを隠していた梓が「お相子」と言うのには異論があるが、しかし淳史は梓ときちんと話し合おう…そして出来る事なら許してやり直そう…と言う気持ちになっていた。

こんな優しい気持ちになれたのは美香の献身のお蔭だ。

(しかし…美香の気持ちはどうなる!?…あの時、俺に「自分の名を呼んでくれ」と言った美香は、おそらく…)

淳史は美香が自分の事を好きだと言う気持ちを無視できなかった。
こんなにも献身的に自分を癒してくれた彼女の気持ちを…。

「美香ちゃんの…美香ちゃんの気持ちはどうなるのさ…」
淳史は思っている事をそのまま美香に言った。

「私の気持ち…?…何?気持ちって…」
美香はキョトンとした顔で言った。

「いや…だから…美香ちゃんが俺のことを…」
淳史は、美香が自分の事を好きな気持ちを無視できないと言った。

途端にケラケラと笑い出す美香。

「ちょっと~ぉ…いつの時代の人よ~…1回エッチしたくらいで、惚れられてるなんて、自信過剰も良いトコだよ~」
尚もケラケラと笑いながら言う美香。

「でも…」
腑に落ちない淳史。

「言っとくけど、私はね~同じ会社の人に興味はないの…もっと大企業のエリート捕まえて玉の輿狙ってるんだから!…まぁ、近藤君がウチの会社の社長にでもなれば別だけどね~」
腑に落ちない淳史をベッドへ残して、彼女は笑いながらクルリと身体の向きを変え、再び浴室へ向かった。

遠ざかる美香の背中を見送る淳史が、無理やり笑う彼女の眼から流れ落ちる大粒の涙に気が付く事はなかった…。


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Date:2011/12/16
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