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凛 騎 応 変!

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□ その他(短編など) □

…2度目のロストバージン ~After story~

「乾杯~」

――カチンッ

グラス同士がブツかる乾いた音がした。

「いやぁ…大変な事だとは思ってたけど、働き口見つけるのにこんなにかかると思わなかったよ…」
「でも、見つかったんだから良かったじゃない…」

俺…|池山 亮太《いけやま りょうた》は、今目の前でそう言って笑ってくれる、彼女…|進藤 奈緒《しんどう なお》の笑顔を見て、心からホッとしていた。

彼女と付き合うようになって5カ月余り…俺はその間ずっと、職を探し求めていたのだ。

彼女と出会った時、俺は夜間警備の仕事をしていた。
仕事といっても契約社員の身で、1年ごとに契約を更新してもらいながら働く不安定な身分だった。

このままでは、普通のOLである奈緒と会う機会は極端に少なかったし、何より結婚も意識していた俺にとっては、安定した身分は必須だったのだ。

「でもな~、俺、営業なんてした事ないから…上手くいくかどうか…」
「大丈夫だよ…亮太は。私みたいに人見知りしないでしょ!?」
「まぁ、人見知りはしないけどさ…」

安定した身分と言っても、実際は衣料品を扱う小さな会社の営業職だ。
正社員で社会保障もしっかりしてもらえるので、今までよりは安定しているが、頑張らなければいつどうなるかも解らない不安もあった。

「もう…せっかくお祝いなんだから、そんな不安な顔しないのっ…」
「そっか…そうだな…飲もうか!」
「うんっ!」

しかし、待ち受ける不安を振り払ってくれる奈緒の笑顔に、俺はひとまず先の事は忘れて楽しもうと言う気になった。

それに、ちょっと下品な言い方かもしれないが、この後のお楽しみもあった。

俺は昼の仕事が決まるまで、絶対に奈緒に手を出さないと決めていた。
それが、まさか5カ月以上もかかるとは思ってなかったが、それでも俺は初志貫徹して奈緒とはキスしかしていなかった。

いや、それは正確ではないか…。

俺と奈緒は、高校の時に付き合っていた。
その時にキスよりも先には進んでいる。
奈緒の初めての男性になったのも俺だ。

それが卒業と同時に会うこともなくなって…俺たちは今では22歳だ。

正確に言い直すなら「奈緒と再開した後には」手を出していなかった…と言う事だ。

別に「やっと職が決まったから、今日はSEXしようぜ」等と決めている訳ではない。

しかし、チャンスは何度かあったのに、その間、奈緒に何もしなかった俺の行動は不自然だっただろうし、俺が「職が決まるまで奈緒に手は出さない」と決めていた事も何となく彼女には伝わっていただろう。

「亮太の就職祝いしようよ」

そう言って、今日、お酒に誘ってくれたのも奈緒だった。

俺も奈緒も口には出さなかったけど…きっと俺たちは今日、そう言う関係になる…根拠はないけど、何となく互いにそう思いながら、楽しいお酒を呑んだ…。



※※※



「奈緒…今度こそ、大切にするから…俺…」
「うん…」

少しのお酒の後で、俺と奈緒はホテルの一室で抱き合っていた。

俺も彼女もシャワーを済ませて、互いの身体を隠すものはバスタオル一枚だった。

もう、奈緒がシャワーしている水音が聞こえてくるだけで心臓がバクバクしていた。
俺は、奈緒と付き合った後も何人かの女と付き合ったし、身体の関係にまで進んだ女も何人かいた。

でも、そんな女達とは違う緊張。

これまでに付き合った女達には悪いが「ようやく戻るべき場所に戻ってきた」と言う変な緊張感が、まるで俺を童貞のような気分にさせていた。

「奈緒…」

俺は彼女と唇を重ねながら、奈緒の身体を覆うバスタオルを外した。

彼女の身体すべてを初めて見たのは、もう4年以上も前のことだ…。
その時と比較して…と言いたいところだが、さすがに4年前の奈緒の身体がどんなだったか細部まで覚えてはいない。

あの時は、自分も夢中だったから尚更だ。

しかし、一つだけ言えること…キレイだ…。

元々そうだが、運動部に入っていた訳でもないのに、無駄な贅肉の殆どないほっそりとした身体…ウエストもくびれていて、そこから臀部までの丸みを帯びた丘陵が女性らしい…それに服を着ている時には目立たなかったが…それなりにある胸は十分な存在感を示しながらも、変に大きすぎなくて、ほっそりとした奈緒の身体にはバランスが良い…。

俺は、その奈緒の胸に右手を触れた。

――ビクッ

と奈緒が身体を硬くした。

奈緒だって、22歳の今まで誰とも付き合わなかった訳でもないだろうし、人並みに男性経験を積んでいるだろうに、あの時と同じ…まるで処女のような反応だ。

俺はそんな事を想いながら、少し身体の位置をズラして奈緒の乳房に舌を這わせ始めた。

――ビクッ

また奈緒が身体を硬直させた。

(もしかして…怖いのかな…)

俺と奈緒の初体験はあまりにも稚拙だった。
いや、稚拙だったのは俺だ。
あまりの興奮に彼女の痛みや恐怖心を気遣ってあげる事が出来なかったし、その事は彼女の心までも傷つけてしまっていた。

だから俺は、奈緒がまたあの時のように、俺に乱暴に扱われる事を怖がっているのかな…そう思ったのだ。

「奈緒…優しくするから…俺」
俺は彼女を安心させたくて、そう言った。

「うん…大丈夫…ただ、ちょっと久しぶりだから…」
奈緒は硬い表情のままで少し笑ってそう言った。

そうだろうな…。
俺と再び付き合い初めてからですら5か月以上が経過している。
その前に彼氏が居たとしても、結構な期間、こうした事から離れている事になる。

俺は彼女の緊張を解すように、ゆっくりと時間をかけて彼女にキスをしては身体に舌を這わせ、再びキスをしに戻ってきては、また彼女の乳房へ戻る…それを繰り返した。

(もう…いいかな…)

そうした後で、俺は奈緒の秘部へゆっくりと手を伸ばした。

――ヌルッ…

そこは少し湿っていて、そんな感触を俺の指に与えた。
愛撫に奈緒が反応していてくれた事に安堵する…。

俺はそのまま、彼女の身体へ舌を這わせながら、少しずつ身体を奈緒の足元へ移動させていく…。

そして、十分に足元へ移動したときに、一度身体を起こしてから奈緒の両脚の間に入り込み、彼女の秘部に舌を這わせ始めた。

「やだ…恥ずかしい…よ」
奈緒は両手で自分の顔を覆ってそう言った。

(今までの彼氏には、あまりされなかったのかな…こういう事…)

俺はそう思いながらも、彼女が嫌がっていないか注意深く観察する。

「あぁ…やんっ…恥ずかしい…」

恥ずかしいと言いつつも、言葉の端々や抑揚から快感を感じている様子が伺える…これなら大丈夫だ。

そう思った俺は少し激しく、彼女の充血したクリトリスに吸い付いた。

「ひゃ…んっ…」

予期しない強い刺激だったのか、悲鳴のようなおかしな声をあげる奈緒。

「痛かった?」
「ううん…びっくりしただけ…」

俺は激しくするのをやめて、再びソフトに…ゆっくりと奈緒の秘部に舌を這わせ始める…どうやらこの方が彼女には効果的なようだった。

「はぁ…はぁ…あぁ…」

吐息と一緒に女性らしい喘ぎ声が聞こえ始めた頃…俺は俺で我慢の限界を迎えつつあった。

奈緒の身体を愛撫しているうちに、俺の身体を包んでいたバスタオルなど、とっくに外れてどこかへ行ってしまっていた…。

「奈緒…入れようか…」

俺は精一杯の優しさをこめてそう言った。

「うん…」
奈緒は短くそう返答したが、その表情はやはり強張ったままだ。

(まだ…緊張してるみたいだな…)

そう思った俺はもう一度奈緒に声をかける。

「奈緒…怖いの?…俺、あの時みたいに乱暴な事しないよ?」
「うん…解ってるよ…そんなの…今日だって優しくしてもらってるもん」
「でも、すごい緊張してるように見えるよ…」
「だから言ったでしょ…久しぶりだからだって…それだけだよ…」
「そっか…なら、入れるよ…」
「うん…いいよ…入れて…」

俺は釈然としない部分もあったが、奈緒の許しを得て、コンドームを被せた自分のモノを奈緒の入り口に当てがった。

ゆっくりと先から奈緒の中にすべり込ませて行く。

「いっ…っ!」

半分程まで入った時、奈緒がそう言った。

「痛いの?…ごめん…そっとしたつもりなんだけど…」
「だ、大丈夫だよ…」

彼女の秘部は十分に濡れていたはずだ…俺を受け入れても大丈夫…そう確信していたのに、まだ早かったのだろうか…。

「初めての時よりは全然…だから、そのまま…いいよ…入れても」
奈緒は無理やり笑顔を作ってそう言った。

「奈緒は他の男とする時も痛いの?…それとも俺がヘタなのかな…」

奈緒以外の女と関係を持った時に、そんなに痛がられた事はなかったし、彼女達は例外なく最後には気持ち良さそうに乱れた…。
俺は、奈緒が居たがる理由が思い当たらなくて、もはや彼女自身にそう尋ねるしかなかったのだ。

「他の人となんて…した事ないよ…私…」
「え?」
「亮太としか…した事ないもん…」

奈緒の口から予想しなかった言葉を聞いた。
俺たちが卒業して、会う事もなくなってから4年以上も経っている。
その間に奈緒にも彼氏が居ただろうし、当然そいつと身体の関係も重ねていた…勝手にそう思っていた。

「もしかして…あれ以来…なの?」
「そうだよ…高校の時に亮太として以来…だから言ったじゃない…久しぶりだって」

奈緒は|拗《す》ねたような、恥ずかしいような…そんな複雑な表情で言った。

「亮太は随分とご活躍だったみたいだけどね~」
それから皮肉めいた顔つきに変わってそう言う奈緒…。

俺は奈緒と会わなくなってから、高校の一つ年上の先輩と付き合いだした。
その先輩は可愛い娘だったが、学校でも有名な恋多き女で、数か月もしないうちに別れたが、それでもその間、数えきれないくらい身体の関係を持った。

卒業してからも何人かの女の子と付き合った…。
けど、俺がそんな事をしている間も奈緒は、誰とも付き合わなかったのだと言う。

「俺のせい…だよね…やっぱり…」

奈緒を傷つけてしまったと言う自覚はあった。
でも、ここまで…まさか男性と付き合えなくなるほどのトラウマを与えているとも思っていなかった。

「そうだね…亮太のせいだよ…」
「ごめん…」
「でも…あの事がなくても、きっと私は誰とも付き合わなかったと思うよ…」
「何で?…」
「だって、亮太があの時きちんとお別れ言ってくれなかったから…だからキッパリと亮太の事嫌いになれなかった…ずっと好きなままで放っておかれたんだもん…」
「…。」
「だから…どっちにしても亮太のせいだよ」
奈緒は最後に会心の笑顔で…目にうっすらと涙を溜めてそう言った。

俺は奈緒を抱きしめた。

(この娘を大切にしよう…2度と悲しませないようにしよう…)

そう思った。

彼女を抱きしめたまま…何度も何度も…笑ってしまうくらいに何度も彼女に唇を重ねた。
重ねながら、どうにも収まりのつかなくなった自分のモノをどうしようかと考えた。

(今日はもう、しなくても良いな…)

そうも思った。
しかし…

「最後まで…入れていいよ…」

奈緒は、俺のキスの嵐をかいくぐってそう言ってくれた。

俺は恐る恐る、丁寧に扱わなければ壊れてしまうガラス細工を扱うように、そぉぅっと自分のモノを侵入させ始める。

――ビクッ

奈緒は一瞬身体を硬くして、痛そうな表情を見せたものの、俺のモノが全部彼女の中に収まる頃には、再び優しい笑顔に戻った。

「全部入った…よ…」
俺は奈緒にそう報告した。

「うん…」
奈緒は短くそう返答した。

俺たちは繋がったまま…そのまま何もしないですっと唇を重ねて、後から考えると顔から火を噴きそうになるような甘い言葉を囁きあった。

そうしてしばらく経った時…
「動いてもいいよ…」
「え?」
「そうしないとダメなんでしょ?男の人って…」

確かにこのままつながったままでは、気持ちはいいが果てそうにはない。

「でも…」

でも俺は迷った。
あの時のように奈緒に苦痛を与えてしまう事が怖かった。

「大丈夫だから…動いてみて…お話してるうちに少し…大丈夫になってきたから…」
「うん…痛かったら言えよ…」

俺はそう言いながら、ゆっくりと腰を前後に動かし始めた。
なるべく奈緒への摩擦が少ないように考えながら…。

そんな動きでも、これまでただ彼女と繋がっていただけの俺には、大きな快感に感じられた。

「痛くない…?…」
「うん…大丈夫みたい…」
「ホント?」
「うん…ホントに…あんまり奥の方に入ると、ちょっと痛いくらい…だから、亮太の良いように動いて…大丈夫…」

俺はそれでも優しくゆっくり動いていたが、徐々に自分に迫ってくる快感に抗う事が出来ずに、少しずつ腰の動きは速くなっていった。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

奈緒が吐息を漏らし始めた。
痛そうな表情には見えない。

俺は奈緒の表情を見ながら、なるべく彼女の奥深くに侵入してしまわないように腰のペースを速める…。

「はぁ…あっ…はぁ…あぁ…」

吐息の合間に少し喘ぎ声らしきものも混ざるようになってきた。

(少しは気持ち良くなってきたのかな…)

そうも思ったが、なかなか「気持ちいい?」とも聞けない。

「痛くない?…」
代わりに俺はそう訊ねた。

「うん…なんか…ちょっと…あっ…」
「ちょっと…?…」
「ちょっと…気持ち良くなってきた…かも…」
「ホント?…」
「うん…入り口の方だけ…奥はちょっと痛いけど…」

俺は自分のモノの半分程度までをリミットに彼女へ向けて腰を突きだす事にした。
それでも奈緒は時折、俺のモノを無意識下にキュウッと締め付けるから、十分気持ち良かった…。

「あっ…あっ…あぁ…」

そうやって気を遣う事で、一切奥まで俺のモノが入ってこなくなった為か、奈緒は快感を感じるようになってきたようだった。

「奈緒…気持ちいいよ・・」
「わ、私も…なんか…気持ちいい…嘘みたい…」

最悪の初体験を迎えた奈緒にとって、その時と同じ行為が「快感」を与えてくれるなんて事は嘘みたいな話だったのだろう。

しかも、相手もあの時と同じ。
違うのは、俺の奈緒を大切に想う気持ちの大きさ…。

「奈緒…俺…もう…」
「うん…うん…」

「…っ…!!」
俺は堪えきれなくなった快感を奈緒の中に吐き出した。
でも、その瞬間でも奈緒に苦痛を与えないように、大切に大切に…。



「奈緒…大丈夫だった…?」
俺は奈緒と繋がったままそう尋ねた。

「うん…全然…なんか…少し気持ち良かったような…」
「そっか…良かったよ…」
「亮太は…あんまり良くなかったでしょ…」
「そんな事ないよ…すごく…良かった…」

物理的な快感だけを言うのなら、奈緒よりも性技に長けた女は何人も相手にしてきた。
でも、心が通っている事がこんなにSEXにとって重要なスパイスだと言う事を、俺は今日初めて奈緒に教わったような気がする。

だから良かった。

「なんか…中で亮太のが縮んでいくのが解るんだけど…」
「あ、やばいね…それは…」

2人で繋がっている事があまりに自然で離れてしまう事が名残惜しかった俺は、奈緒にそう指摘されるまで、まだ繋がったままだった。

俺は自分のモノの根本を掴むと、コンドームが外れないようにゆっくりとそれを引き抜いて、奈緒から離れた。

「んふふ…」

コンドームの口を縛る俺の姿を見ながら奈緒が笑った。

「何?」
「ううん…何でもな~い…」
「何だよ~言えよ~」

「私…ホントに処女じゃなくなったんだなぁ~って…それだけ…」

この日、奈緒は2度目のロストバージンを迎えた…。
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Date:2012/01/09
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